本文へスキップ

ガッシュとは?

がっしゅ

ガッシュとは、不透明な水性絵の具の一種で、水彩絵の具に白色顔料などを混ぜて不透明にしたものを指し、はっきりとした発色と修正のしやすさが特徴です。

ガッシュ(Gouache、フランス語由来)は、不透明水彩絵の具の一種です。通常の透明水彩と同様に水で溶かして使いますが、白色顔料(白亜・チタニウムホワイトなど)が多く配合されているため、紙の下地を透かさず、均一で鮮やかな色面を作ることができます。

ガッシュの歴史は中世写本装飾や細密画にまで遡ります。ヨーロッパでは長らく挿絵画家やポスター画家に愛用されてきた媒材であり、20世紀にはアンリ・マティスやジョアン・ミロ、カシミール・マレーヴィッチなど多くの著名画家が用いました。

透明水彩との主な違いは以下の通りです。

  • 不透明なため下の色や線を隠して修正・上塗りができる
  • 乾燥後に紙の白色に依存しない独自の明度を持つ
  • 乾燥すると若干色が変化(明るくなる傾向)する
  • マットな(艶のない)仕上がりになる

現代ではアクリルガッシュと呼ばれる製品も普及しており、これはアクリル樹脂をバインダーにした不透明絵の具で、乾燥後に耐水性を持つ点が従来のガッシュと大きく異なります。イラストレーションやアニメーション背景画、グラフィックデザインの分野でも幅広く活用されています。

使い方・例文

イラストや絵画の制作で「ガッシュで仕上げる」と言えば、白を混ぜた不透明な絵の具で鮮やかにベタ塗りすることを指します。マット感のある均一な色面が必要なポスターや背景画でよく選ばれます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語