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酸化チタンとは?

さんかちたん

酸化チタンとは、チタンの酸化物(TiO₂)で、優れた白色顔料・紫外線散乱剤として塗料・化粧品・食品など多分野で使用される無機化合物です。

酸化チタン二酸化チタン、TiO₂)は、チタンと酸素からなる無機化合物で、自然界にはルチル・アナターゼ・ブルッカイトという3種類の結晶形として存在します。工業的には主にルチル型とアナターゼ型が利用されています。

最大特徴は、屈折率が非常に高く(ルチル型で約2.7)、可視光を強く散乱・反射することです。これにより、他のどの白色顔料よりも高い隠蔽力と白色度を発揮します。また化学的に安定で、耐候性・耐熱性・無毒性も優れています。

主な用途は多岐にわたります。

  • 塗料・インク:白色顔料として最も広く使われ、建築用塗料・印刷インクの主成分
  • 化粧品・日焼け止め:物理的紫外線散乱剤として、UVA・UVBの両方を反射・散乱してカット
  • 食品:白色着色料(食品添加物)としてチューインガムや菓子のコーティングに使用
  • 光触媒:アナターゼ型は紫外線照射で強い酸化作用を示し、抗菌・防汚・空気清浄などに応用

近年は「ナノ粒子化」した酸化チタンが日焼け止め化粧品で広く使われ、白浮きを軽減しながら高いUV防御効果を実現しています。一方、ナノ粒子の安全性についての研究・議論も続いており、EU・日本でも規制動向の見直しが進んでいます。環境・人体への影響評価が継続して行われている素材です。

使い方・例文

日焼け止めクリームに「酸化チタン」と記載されているのは、肌の表面で紫外線を反射・散乱させる物理的なサンスクリーン剤として配合されているためです。白色絵の具や外壁用塗料の「白さ」の多くも酸化チタンによるものです。

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