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チヌークとは?

ちぬーく

チヌークとは、北米のロッキー山脈東側に吹き降ろす、暖かく乾燥したフェーン性の強風で、冬の積雪を急速に融かすことで知られます。

チヌーク(Chinook)とは、北米のロッキー山脈東麓、特にカナダのアルバータ州や米国のモンタナ州・コロラド州などに吹き降ろす、暖かく乾いた強風です。山を越えた空気が断熱圧縮によって昇温・乾燥する「フェーン現象」の一種であり、冬や早春に突然気温を大幅に押し上げることで有名です。

チヌークが発生するメカニズムは次のとおりです。太平洋からの湿潤な空気がロッキー山脈を越えるとき、山の西側(風上側)では上昇に伴い雨や雪を降らせながら冷却されます。山頂を越えて東側(風下側)に降下し始めると、水分を失った空気は乾燥断熱減率(100mで約1℃)で急速に温まります。その結果、山麓では非常に暖かく乾燥した風として到達するのです。

チヌークの主な特徴は以下のとおりです。

  • 数時間以内に気温が10〜20℃以上跳ね上がることがある
  • 積雪が急速に融けることから「スノーイーター(雪食い)」の異名を持つ
  • 家畜の飼料確保の助けになる一方、山火事の危険を高めることもある
  • 風速が強く、砂塵を巻き上げることがある

名称はロッキー山脈周辺に暮らしていたネイティブ・アメリカンのチヌーク族に由来します。

使い方・例文

カナダ・アルバータ州の冬には、チヌークが到来すると一夜にして積雪が消え、真冬なのに春のような温かさになることがあり、地元の人々にとってはなじみ深い気象現象です。

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