ダンバウとは?
だんばう
ダンバウとは、ベトナムの伝統的な一弦楽器で、棒と弦のしなりを利用して独特の倍音豊かな音色を生み出す楽器です。
ダンバウ(đàn bầu)は、ベトナム固有の一弦楽器で、細長い共鳴箱と一本の弦、そして先端にひょうたんや木彫りの飾りが付いた可動式の棒(竹棒またはスチールロッド)から構成されています。
演奏の仕組みは独特で、奏者は片手で棒をしならせて弦のテンションを変えながら、もう一方の手で弦の節(ハーモニクスポイント)に軽く触れることでフラジオレット音(倍音)を引き出します。この奏法により、フルートのような澄んだ音色から、人の声に似た哀愁漂うグリッサンドまで表現できます。
ダンバウの音域は約3オクターブに及び、ベトナムの宮廷音楽や民俗音楽、現代の伝統芸能に幅広く使われてきました。その表現力の豊かさから「魂の楽器」とも呼ばれることがあります。
現代では電気増幅版のエレクトリックダンバウも普及しており、ポップスやジャズとの融合など新しい音楽表現にも取り入れられています。ベトナム音楽の象徴的な楽器として、国内外で高い評価を受けています。
使い方・例文
ベトナムの伝統音楽公演や民族楽器の特集記事でダンバウという名前が出てきます。
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