本文へスキップ

木彫とは?

もくちょう

木彫とは、木材を刃物で削り・彫ることによって形や模様表現する造形技法・芸術のことです。

木彫(もくちょう)とは、木材を彫刻刀・のみ・小刀などの刃物で削り、人物・動物・植物・抽象形態などを立体的に表現する造形技術および芸術作品の総称です。素材となる木の種類によって、仕上がりの質感や難易度が異なります。

日本の木彫の歴史は古く、仏教伝来とともに仏像彫刻として大きく発展しました。飛鳥時代から奈良時代にかけての木彫仏は技術的に高い水準を誇り、法隆寺の救世観音像や東大寺の木彫作品などが代表例として知られています。平安時代には「寄木造(よせぎづくり)」と呼ばれる分割・組み合わせの技法が生まれ、大型の仏像制作を可能にしました。

民芸品としての木彫も各地に根づいており、代表的なものには次のようなものがあります。

  • 北海道のアイヌ民族の木彫(熊の置物など)
  • 日光の木彫の里に代表される観光工芸品
  • 井波彫刻(富山県)などの伝統工芸

現代では美術教育の場でも取り上げられ、創造的な表現手段として親しまれています。彫る行為そのものに集中する「無心」の時間も、木彫の魅力のひとつです。

使い方・例文

美術の授業で木彫の箸置きを制作し、彫刻刀で少しずつ形を整える作業の難しさと楽しさを体験しました。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語