アイヌとは?
あいぬ
アイヌとは、北海道を中心に樺太や千島列島に古くから暮らしてきた日本の先住民族で、独自の言語・文化・精神世界を持ちます。
アイヌは、北海道・樺太(サハリン)・千島列島などを主な生活圏とした先住民族です。「アイヌ」はアイヌ語で「人間」を意味します。縄文時代の文化的系譜を引くとされ、独自の言語・信仰・芸術・生業を持つ民族として長い歴史を積み上げてきました。
アイヌ文化の主な特徴には以下のものがあります。
- アイヌ語:日本語とは系統が異なる言語で、口承文学(ユカラ・カムイユカラ)が発達
- カムイ信仰:自然界のあらゆる存在に神霊(カムイ)が宿るとするアニミズム的世界観
- イオマンテ(熊送り):クマを神として扱い、霊を天に返す儀式
- 伝統的な狩猟・漁労・採集を生業とする生活様式
- 精緻な刺繍文様(アイヌ文様)を施した衣装や木彫りの工芸品
近代以降、明治政府による同化政策(旧土人保護法など)の影響でアイヌ語・文化の継承が困難になりましたが、2019年には「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」が施行され、日本初の先住民族として法的に認められました。同年に北海道白老町に「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が開設され、文化復興と発信の拠点となっています。
使い方・例文
「北海道の博物館では、アイヌが使用していた木彫りの儀式用具や刺繍の入った伝統衣装を見学することができます。」
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