ターボラグとは?
たーぼらぐ
ターボラグとは、アクセルを踏んでからターボチャージャーが十分に機能するまでの応答遅れのことです。
ターボラグとは、ターボチャージャー(過給機)搭載エンジンにおいて、ドライバーがアクセルペダルを踏み込んでから実際にターボが効いてトルクが増大するまでの時間的な遅れ(タイムラグ)を指します。ターボチャージャーは排気ガスのエネルギーでタービンを回して吸気を圧縮しますが、低回転域では排気量が少なくタービンが十分な速度まで加速するのに時間がかかるため、このラグが生じます。
ターボラグが発生するメカニズムは次の通りです。
- アクセルを踏み込み、エンジン回転数が上昇し始める
- 排気量が増加し始めるが、タービンの慣性力(イナーシャ)で回転上昇が遅れる
- タービン回転数が高まり、圧縮空気(過給)が供給され始める
- ようやくトルクが急増し、体感できる加速が得られる
ターボラグを低減するための技術として、以下のようなものが開発されています。
- 小型タービン:慣性力が小さく素早く回転上昇できる(ただし高回転での効率が下がる)
- ツインスクロールターボ:排気脈動を利用してタービン効率を高める
- 電動アシストターボ(eターボ):電動モーターでタービンを補助して応答性を向上させる
- ツインターボ(シーケンシャル):低回転用と高回転用の2つのターボを使い分ける
ターボラグは運転フィーリングに直結するため、スポーツカーや現代のダウンサイジングターボ車において重要な開発課題となっています。
使い方・例文
「アクセルを踏んだ直後は反応が遅く、少し経ってから急に加速する」というターボ車特有の挙動が、ターボラグの典型的な体感例です。
この用語をシェア
最終更新: