タラス・ブルバ (コサック族)とは?
ぼふだんふめるにーつきー
タラス・ブルバとは、ニコライ・ゴーゴリの同名小説の主人公で、16〜17世紀ウクライナのザポロージャ・コサックの英雄的な首領を描いたフィクションの人物です。
タラス・ブルバ(Тарас Бульба)は、ロシアの作家ニコライ・ゴーゴリが1835年(改訂版1842年)に発表した短編・中編小説『タラス・ブルバ』の主人公です。実在の人物ではなく、16〜17世紀のウクライナ・コサック(ザポロージャ・コサック)社会を舞台にしたフィクション上の人物ですが、時代背景はポーランドとの抗争・キリスト教信仰・騎馬民族的生活様式などに基づいて描かれています。
物語の中でタラス・ブルバは次のような人物として描かれます。
- コサックの首領(コシェヴォイ)として部族を率いる豪勇な老戦士
- 祖国と信仰(東方正教会)への強烈な愛国心の体現者
- 息子アンドリイが敵方のポーランド人女性に恋して裏切ったとき、自ら息子を処刑する苛烈さを持つ父
- 最期はポーランド軍に捕らえられ、火刑に処される英雄的な死を遂げる
ゴーゴリはウクライナ出身であり、この作品にはコサックの英雄的精神と共同体への帰属意識が力強く描かれています。ウクライナ・ロシア双方の文化的文脈で解釈されてきた作品であり、国民的アイデンティティや民族主義と深くかかわる文学として現代でも議論されることがあります。
使い方・例文
「ゴーゴリの小説『タラス・ブルバ』はウクライナのコサックを舞台にした英雄譚で、主人公タラス・ブルバの名は東欧の民族主義的文脈でしばしば引用される。」
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