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コサックとは?

こさっく

コサックとは、主に東ヨーロッパステップ地帯に成立した自由な戦士・農民共同体の総称で、ロシア・ウクライナの歴史に深く関わります。

コサックは、14〜15世紀ごろから黒海北岸やドニエプル川・ドン川流域のステップ地帯に形成された、自由人の共同体を指します。「コサック」という言葉はテュルク語系の「自由な人」「放浪者」を意味する語に由来するとされています。

コサック共同体は、農奴制から逃れた農民・無法者・冒険者などが集まって形成されたため、当初から強い自由と自治の精神を持ちました。主な集団としては、ドニエプル川中流のザポリージャ・コサック(ウクライナ系)とドン川流域のドン・コサック(ロシア系)が有名であり、そのほかにもクバン・コサックやテレク・コサックなど複数の地域コサックが存在しました。

軍事的には優れた騎馬戦闘力を持ち、ロシア帝国・ポーランド・リトアニア連合などと対立・同盟を繰り返しながら独自の地位を築きました。18世紀以降はロシア帝国の軍事力として組み込まれ、国境警備や反乱鎮圧などに従事しました。一方、ボフダン・フメリニツキー率いるウクライナ・コサックの蜂起(17世紀)は、ウクライナ民族史における重要な出来事とされています。

コサックの文化は、豪快な騎馬技術・独特の民族舞踊・勇猛さを称える歌謡などで彩られており、現代でもウクライナ・ロシアの文化的シンボルとして意識されています。ソ連時代に弾圧された後、近代以降にコサック復興運動が起きています。

使い方・例文

「ウクライナの歴史ドラマでは、コサックの騎馬戦士たちがステップを駆ける姿が民族の誇りの象徴として描かれることが多い。」

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