タツノオトシゴとは?
たつのおとしご
タツノオトシゴとは、直立した姿勢で泳ぐ独特な形をした海水魚で、雄が育児嚢で稚魚を育てることで知られています。
タツノオトシゴ(竜の落とし子)は、トゲウオ目ヨウジウオ科に属する海水魚の一種で、竜に似た頭部・体を丸めた尻尾・縦に直立した姿が特徴的です。正式な魚類でありながら、魚らしくない外見から不思議な生き物として世界中で親しまれています。英語では「seahorse(海の馬)」と呼ばれます。
最も有名な特徴は雄(オス)が妊娠・出産を担う点です。雌が雄の育児嚢(いくじのう)に卵を産み付け、雄が嚢の中で卵を育て、稚魚になったら外に放出します。この雄の出産は動物界でも非常に珍しい繁殖様式として知られています。
その他の特徴は次の通りです。
- 泳ぎが苦手で、尾を海藻などに巻きつけてじっとしていることが多い
- 背びれを毎秒数十回という速さで振動させてゆっくり移動する
- 体色を周囲に合わせて変化させる擬態能力を持つ
- 世界に40種以上が存在し、熱帯〜温帯の浅海に分布する
生息環境の破壊や漢方薬・水族館向けの採取などにより、多くの種が個体数を減らしており、保護が求められています。水族館の人気展示生物のひとつです。
使い方・例文
水族館のタッチプールや展示水槽でタツノオトシゴを見ると、尾を海藻に巻きつけてゆらゆら漂う姿に見入ってしまいます。雄が出産する映像は理科や生物の授業でも紹介されることがあります。
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