セバスチャン・サルガドとは?
せばすちゃん・さるがど
セバスチャン・サルガドは、ブラジル出身の世界的写真家で、貧困・難民・労働者など社会的弱者の姿を長期にわたる取材で記録し続けています。
セバスチャン・サルガド(Sebastião Salgado、1944年〜)は、ブラジル・ミナスジェライス州出身の報道・ドキュメンタリー写真家です。もともとは経済学者として国際コーヒー機関などに勤務していましたが、1970年代から写真家に転身し、主に白黒写真で人類の苦難と力強さを記録してきました。
彼の作品の特徴は、一つのテーマに長年をかけて向き合う深い関与にあります。主要な作品シリーズとして、以下のものがあります。
- 「ワーカーズ」(Workers)—世界各地の肉体労働者を記録した作品群
- 「移住」(Migrations)—難民・移民・強制移住者を10年以上かけて記録
- 「創世記」(Genesis)—人の手が入っていない自然や先住民族の生活を8年かけて撮影
- 「アマゾニア」—アマゾン熱帯雨林と先住民族を記録した近年の作品
1990年代には、ルワンダ虐殺やアンゴラの内戦など凄惨な現場での取材が続き、極度の精神的消耗から写真への意欲を失った時期もありました。そのとき、ブラジルの故郷で荒廃した土地に2百万本以上の木を植える「インスティトゥート・テラ」プロジェクトを妻とともに始め、森林再生を実現したことでも知られています。
ユニセフ親善大使を務めるほか、数多くの国際的な賞を受賞しており、写真芸術と社会活動を両立させる写真家の代表例として世界的に評価されています。
使い方・例文
セバスチャン・サルガドは、世界の鉱山労働者や難民キャンプの現場に数か月から数年単位で入り込んで取材を続けるスタイルで知られており、その写真集は写真学校の教材としてもよく使われています。
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