マルティン・ムンカーチとは?
まるてぃん・むんかーち
マルティン・ムンカーチとは、スポーツや動きある日常をダイナミックに切り取り、近代報道写真の父とも呼ばれるハンガリー出身の写真家です。
マルティン・ムンカーチ(Martin Munkácsi、1896〜1963年)は、ハンガリー生まれの写真家で、動く被写体をアクション感あふれる構図で捉えた革新的なスタイルにより、20世紀前半の写真界に大きな変革をもたらしました。
もともとスポーツ記者・写真家としてキャリアをスタートし、1920年代にベルリンへ渡って「ベルリナー・イルストリールテ・ツァイトゥング」などの雑誌で活躍しました。従来のスタジオ写真が持つ静的・人工的な印象を打ち破り、屋外での躍動的な瞬間を自然光のもとで撮影する手法を確立しました。
1933年にアメリカへ渡り、「ハーパーズ・バザー」誌の専属カメラマンとして長年活躍しました。ファッション写真においても、モデルを走らせたり跳ばせたりするダイナミックな演出を取り入れ、ファッション写真のあり方を根底から変えました。その影響は後の世代の写真家、とりわけアンリ・カルティエ=ブレッソンが「ムンカーチを見てカメラを手にした」と語るほど絶大なものでした。
ムンカーチの代表的な功績は以下のように整理できます。
- スポーツ・日常をアクション的に捉える報道スタイルの確立
- ファッション撮影における屋外・動的演出の導入
- 自然光と高速シャッターを活用した「決定的瞬間」の先取り
- 後世の写真家への多大なる影響
20世紀報道写真とファッション写真の両分野に橋を架けた先駆者として、現在も高く評価されています。
使い方・例文
「ムンカーチの撮影したビーチで走る子どもたちの写真は、静止ポーズが常識だった時代に躍動感あふれる新しいアプローチとして衝撃を与えました。」
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