内藤正敏とは?
ないとう・まさとし
内藤正敏とは、民俗・宗教・呪術的な世界を長年にわたって撮り続けた、日本の民俗写真の第一人者です。
内藤正敏(ないとう まさとし、1938年〜)は、日本の写真家・民俗研究家で、東北地方の民俗信仰や修験道、即身仏などの宗教的・呪術的な世界を独自の視点で記録し続けてきました。
東北工業大学で建築を学んだのち写真家に転じ、日本各地、とりわけ東北の農村や霊場を数十年にわたってフィールドワークしながら撮影してきました。彼の作品の特徴は、近代化の波に飲み込まれつつある民俗信仰の姿を、学術的な関心と芸術的な感性の両方で捉える点にあります。
代表的な被写体・テーマとして以下が挙げられます。
- 即身仏:自らの体を仏にした修行僧の姿を丹念に記録
- 東北の民俗行事:なまはげ・山伏修行など地域固有の祭礼と信仰
- 呪術・憑依:民間信仰における霊的な儀式や女性シャーマン(イタコなど)
- 都市の闇:歌舞伎町などの夜の社会を民俗的視点で捉えた作品群
写真集『出羽三山』『東北の神々』など数多くの著作を刊行しており、写真家でありながら民俗学・宗教学の視点をも併せ持つ独自のポジションを確立しています。日本の伝統的な精神世界を後世に伝える記録者として、写真界と民俗学界の双方から高い評価を受けています。
使い方・例文
「内藤正敏の名は、日本の民俗写真や宗教ドキュメンタリーを論じる際に必ず挙がり、即身仏の写真記録では第一人者として参照されます。」
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