山伏とは?
やまぶし
山伏とは、山岳での厳しい修行を通じて霊験を得ようとする修験道の修行者のことです。
山伏(やまぶし)とは、修験道(しゅげんどう)の実践者を指す言葉です。「山に伏して修行する者」という意味を持ちます。修験道は、山岳修行を通じて超自然的な力(験力・霊力)を身につけることを目指す日本固有の宗教実践で、仏教・神道・道教・古代の山岳信仰が融合して成立しました。
山伏の修行は「入峰修行(にゅうぶしゅぎょう)」と呼ばれ、険しい山中を歩き回りながら滝に打たれる・断食する・岩の上で坐禅するといった行を重ねます。修行の場として特に有名なのは、奈良の大峰山(吉野・熊野)、山形の出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)、京都の鞍馬山などです。
山伏の装束は非常に独特で、白装束・篠懸(すずかけ)と呼ばれる法衣・結袈裟・頭巾・八つ目草鞋・法螺貝などが組み合わされます。法螺貝(ほらがい)を吹いて修行中の合図や呪術的な働きに使う姿が特徴的です。
明治時代の神仏分離令・修験道廃止令により一度は存続が危うくなりましたが、その後復活し、現在も各地で入峰修行が行われています。近年はトレッキングや精神修養を求める一般参加者向けのプログラムも提供されています。
使い方・例文
「山伏の格好をして法螺貝を吹く」という場面は、時代劇や祭りの映像で目にする機会が多く、修験道体験ツアーや出羽三山の秋の峰入りなど観光・宗教行事の文脈でもよく登場します。
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