ドキュメンタリー写真とは?
どきゅめんたりーしゃしん
ドキュメンタリー写真とは、社会的事実や人々の日常・歴史的出来事を記録することを目的として撮影される写真のジャンルです。
ドキュメンタリー写真(documentary photography)とは、社会問題・歴史的事件・人々の生活・文化などを忠実に記録することを主目的とした写真表現のジャンルです。芸術的・美的な効果を追求するファインアート写真と区別され、現実の証言・記録としての役割が重視されます。
その歴史は19世紀後半に始まり、アメリカでは移民労働者の劣悪な環境を撮影したジェイコブ・リースや、農業移民の苦境を記録したドロシア・ラングらが社会的インパクトを持つ作品を残しました。日本では土門拳が終戦直後の子供や寺院を撮影した一連の作品が有名です。
ドキュメンタリー写真の特徴を整理すると次のようになります。
- 演出・加工を最小限に抑え、ありのままの現実を写し取ること
- 被写体の尊厳を尊重し、倫理的な配慮のもとで撮影すること
- 写真だけでなくキャプションや文章と組み合わせて伝える場合が多いこと
- 出版・展示・報道など、広く社会に発信することを前提とすること
現代では戦争・環境破壊・貧困・移民問題など多様なテーマで撮影され、報道写真と重なる部分もあります。スマートフォンの普及によって市民が現場を記録・発信できる時代になった今も、長期的な取材に基づく深いドキュメンタリー写真の価値は高く評価されています。
使い方・例文
「彼女はアフリカの難民キャンプに数週間滞在してドキュメンタリー写真を撮影し、世界中の報道機関に提供した。」
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