セノマニアン期とは?
せのまにあんき
セノマニアン期とは、中生代白亜紀の後期に属する地質時代の区分で、約1億年前から9360万年前頃を指します。
セノマニアン期(Cenomanian)は、地質年代における白亜紀後期の最初のステージ(期)であり、国際地質年代表では約1億50万年前から9360万年前頃に相当します。名称はフランスのルマン(ラテン語名:ケノマンム)地方に由来しており、この地域でこの時代の地層が研究されたことから命名されました。
セノマニアン期は地球史において特に温暖な時代として知られており、白亜紀温暖期のピーク近くに位置します。この時期の特徴として次の点が挙げられます。
- 海面水位が現在より大幅に高く、大陸の内部にまで浅い内海が広がっていた
- 極地にも氷床がほとんどなく、温暖で一様な気候が続いていた
- 豊富な海洋生物(アンモナイト・二枚貝・有孔虫など)が繁栄していた
- 陸上では恐竜が引き続き多様化し、スピノサウルス類などが活躍した
また、セノマニアン期末(約9360万年前)には「セノマニアン-チューロニアン境界イベント」と呼ばれる海洋無酸素事変が起き、多くの海洋生物が絶滅しました。この出来事は地球規模の環境変動を示す重要な地質学的証拠のひとつとされています。
地層の記録や化石の多様性から、セノマニアン期は白亜紀の古環境を研究する上で非常に重要な時代区分です。
使い方・例文
古生物学の文献や化石の説明で「セノマニアン期の地層から発見された」という表現が登場します。アンモナイトや恐竜の化石の産出年代を示す場面でよく使われる地質時代の区分です。
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