セイウチ科とは?
せいうちか
セイウチ科とは、長大な牙を持つ大型海棲哺乳類セイウチのみを含む、鰭脚類の科です。
セイウチ科(学名:Odobenidae)は、哺乳綱食肉目鰭脚類に属する科で、現生種はセイウチ(Odobenus rosmarus)1種のみからなります。かつては複数の種が存在しましたが、現在はこの1種に限られています。
セイウチの最大の特徴は、上顎から伸びる2本の長い牙(犬歯)です。牙はオスで1メートルを超えることもあり、氷上によじ登る際のアンカーや、他個体との競争・防衛に使われます。体長はオスで約3メートル、体重は1トンを超えることもある大型動物です。
北極海・ベーリング海・オホーツク海北部などの高緯度の海域に生息し、海底に潜って二枚貝やその他の底生生物を吸い込むように捕食するのが特徴です。ひげ(感覚毛)が発達しており、暗い海底でも貝を探し出すことができます。
社会性が高く、繁殖期にはオスが大きな群れを形成します。気候変動による海氷の減少は生息域の縮小につながるため、近年その個体数動向が注目されています。
使い方・例文
北極圏を舞台にした動物ドキュメンタリーで、氷上に密集して休む大きな牙を持つ動物が映し出されるとき、それはセイウチ科のセイウチです。動物園の展示では「セイウチ科・セイウチ」として紹介されることがあります。
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