セイウチとは?
せいうち
セイウチとは、長い牙と大きな体が特徴の北極海に生息する大型海獣です。
セイウチ(海象)は、食肉目セイウチ科に属する大型の海棲哺乳類です。北極海やその周辺の亜寒帯域に生息し、オスは体長3メートル以上、体重1トンを超えることもある非常に大きな動物です。
セイウチの最大の特徴は、上顎から垂れ下がる長い牙(犬歯)です。この牙はオス・メスともに持ち、長いものでは1メートル近くに達します。牙は氷上に上がるときの足がかりにしたり、ライバルとの格闘に使ったりします。また、ヒゲに囲まれた丸い鼻づらも特徴的で、硬いヒゲはホタテなどの貝類を砂の中から探し出すセンサーの役割を果たします。
生態的な特徴としては以下の点が挙げられます。
- 主食は二枚貝・巻貝などの底生生物で、吸い込む力で身を取り出して食べる
- 皮膚の下に厚い脂肪層を持ち、極寒の海でも体温を保つ
- 陸上や氷の上では大群をつくって休息する社会的な動物
- 皮膚の色は通常灰褐色だが、体温調節のため陸上では赤みを帯びることがある
セイウチはかつて毛皮・牙・油脂のために大量に狩猟され個体数が激減しましたが、現在は国際的な保護規制のもとで回復傾向にあります。気候変動による海氷の減少が新たな脅威となっています。
使い方・例文
北極圏のドキュメンタリーでは、何千頭ものセイウチが浜辺にひしめき合って休む光景がよく映し出されます。水族館でも飼育されており、長い牙を間近で観察できます。
この用語をシェア
最終更新: