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スールツェイとは?

すーるつぇい

スールツェイとは、1963年にアイスランド南部の海底噴火によって誕生した新しい火山島で、島の形成と生態系の成立過程を観察できる貴重な自然の実験場です。

スールツェイ(Surtsey)は、アイスランド南部のウェストマン諸島の最南端に位置する火山島です。1963年11月から1967年にかけての海底火山噴火によって海中から誕生した、比較的新しい島です。島の名は北欧神話の火の巨人「スルト」に由来しています。

噴火初期には水蒸気爆発を伴う激しいスルツェイ式噴火(Surtseyan eruption)が観測され、この噴火様式自体がスールツェイの名をとって命名されました。島の最大面積はおよそ2.7km²に達しましたが、その後の浸食により縮小し続けています。

スールツェイが世界的に注目される最大の理由は、生態学における「裸地への生物侵入と生態系成立」のプロセスを、まったく生物が存在しない状態から観察できる点にあります。噴火終了後から植物・昆虫・鳥類・海洋生物が徐々に定着し、生態系が構築される様子が継続的に記録されています。

この学術的価値から、スールツェイは1965年以来、科学者以外の立ち入りが原則禁止されており、2008年にはユネスコの世界自然遺産に登録されました。火山地形学・生態学・生物地理学の研究において非常に重要な場所とされています。

使い方・例文

生態学の入門書や地学の授業で、「何もない土地にどのように生物が定着するか」を説明する際、スールツェイ島の事例が教科書的な実例として取り上げられます。

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