水蒸気爆発とは?
すいじょうきばくはつ
水蒸気爆発とは、マグマや熱岩体が地下水や湖水などを急激に加熱・気化させることで起こる爆発的な火山噴火の一形態です。
水蒸気爆発(すいじょうきばくはつ)は、英語でフリアティック噴火(phreatic eruption)とも呼ばれ、マグマが直接噴出するのではなく、マグマの熱や高温岩体が地下水・火口湖の水・積雪などを超高速で蒸発させ、体積が急膨張することで岩石や土砂を吹き飛ばす現象です。
通常のマグマ噴火と異なり、水蒸気爆発では必ずしも新鮮なマグマが地表に達するわけではありません。既存の岩石や古い火山灰がそのまま噴出されることが多く、前兆が少なく突発的に起こるため、登山者・観光客にとって特に危険です。
水蒸気爆発の特徴をまとめます。
- 前兆現象が乏しく、噴火数分前まで異常が検知されにくいことがある
- 噴出物は高温の火山灰・岩塊・噴石で広範囲に飛散する
- 大規模な爆風(ブラスト)が山麓まで達する場合がある
- 硫化水素などの有毒ガスを伴うことがある
日本では御嶽山の噴火が水蒸気爆発の典型例として知られており、多くの犠牲者が出たことを受けて火山防災の重要性が再認識されました。草津白根山や箱根山でも過去に水蒸気爆発が記録されており、活火山周辺では常に注意が必要です。
使い方・例文
火山の山頂付近での登山中に突然噴石が飛んでくる事態は水蒸気爆発によるものが多く、「噴火警戒レベル」が引き上げられる際の主要な想定シナリオとして位置づけられています。
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