スリップフォーム工法とは?
すりっぷふぉーむこうほう
スリップフォーム工法とは、型枠を少しずつ引き上げながらコンクリートを連続打設していく、高い構造物を効率よく建設する施工法です。
スリップフォーム工法(英: slip form method)とは、コンクリート構造物を建設する際に、型枠(フォーム)を上方向に少しずつスライドさせながらコンクリートを連続的に打ち込んでいく施工技術です。
通常のコンクリート工事では、一定の高さごとに型枠を組み直す必要がありますが、スリップフォーム工法では専用の油圧ジャッキや昇降装置を使って型枠を連続的・自動的に上昇させるため、打設作業をほぼ中断なく進められます。コンクリートが硬化し始める前に型枠が抜け出る(スリップする)ことから「スリップフォーム」の名が付いています。
この工法が特に威力を発揮するのは、次のような用途です。
- 煙突・サイロ・タンクなど縦断面が一定の筒状構造物
- 高層ビルのコアウォール(中心部の耐震壁)
- 橋脚・ダムの壁体
- 風力発電の塔(タワー)
メリットとしては、工期の大幅な短縮、型枠の組み直しコストの削減、打継ぎ目(コールドジョイント)が生じにくいことによる構造上の一体性などが挙げられます。一方で、連続作業のため24時間体制の管理が必要なこと、断面形状の変化に対応しにくいことなどの制約もあります。
使い方・例文
高さ200メートルを超える煙突や、超高層ビルの耐震コアを建設する際に「スリップフォーム工法を採用して工期を3割短縮した」といった形で登場します。
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