スュエとは?
すゅえ
スュエとは、牛や羊の腎臓まわりに付く硬質の内臓脂肪で、英国料理やフランス料理で伝統的に用いられる食材です。
スュエ(Suet)は、牛または羊の腎臓・腰まわりに蓄積する硬い白色の内臓脂肪を指します。一般的な皮下脂肪や筋間脂肪と比べて融点が高く(約45〜50℃)、常温では固形を保ちます。この特性が調理上の独自の役割をもたらします。
スュエの主な調理上の用途には以下のものがあります。
- 英国の伝統料理:スポンジプディング・ステーキアンドキドニープディングなど、蒸し料理の生地材料として用いられ、ざっくりとした独特の食感を生む
- クリスマスプディング・ミンスパイ:英国の祝祭菓子の材料として欠かせない
- フランス料理:「グラス・ド・ヴィアンド」など煮込み料理の脂源として使用
- 揚げ物:かつてフィッシュアンドチップスの揚げ油としても使われた
現代では動物由来スュエの代替として植物油脂から作られた「植物性スュエ」(ベジタブルスュエ)も市販されており、ベジタリアンや健康志向の調理にも対応しています。
日本では一般的な食材ではありませんが、英国料理や欧州の伝統菓子を再現する際には重要な素材です。精製されたものは「シュレッドスュエ」として製菓材料として販売されています。
使い方・例文
英国の伝統的なクリスマスプディングやスポンジプディングのレシピには必ずスュエが登場し、ほかの油脂では出せない独特のほろほろとした食感を生みます。
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