スプルース材とは?
すぷるーすざい
スプルース材とは、トウヒ属(スプルース)の針葉樹から採れる木材で、軽量でありながら強度と響きに優れ、楽器や建築材に広く使われます。
スプルース材は、マツ科トウヒ属(Picea)に属する針葉樹、通称「スプルース(唐檜=とうひ)」から得られる木材です。北米・ヨーロッパ・アジアの寒冷地に広く分布しており、シトカスプルース(北米太平洋岸)、ジャーマンスプルース(ヨーロッパ)、エンゲルマンスプルースなど多くの種があります。
スプルース材の主な特徴は以下の通りです。
- 白色〜淡黄色の明るい木肌で、木目は均一でまっすぐ
- 軽量でありながら高い剛性(比強度)を持つ
- 音の振動を均一に伝える特性(音響特性)が高い
- 加工しやすく、釘やビスの保持力も良好
特に楽器材としての評価が高く、バイオリン・チェロ・コントラバスの表板、アコースティックギターのトップ材( サウンドボード)として世界中で使われています。これは優れた音響特性によるもので、音の倍音が豊かに広がる性質があります。
建築・木工の分野では、構造材・合板・内装材・紙パルプの原料としても大量に使われており、木材産業における重要な樹種のひとつです。日本では輸入材として広く流通しています。
使い方・例文
ギター売り場で「シトカスプルーストップ」などと表記された商品に出会うことがあります。また、一般住宅の構造材や合板として目に見えない部分にも広く使われている身近な木材です。
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