ストロマトライトとは?
すとろまとらいと
ストロマトライトとは、シアノバクテリアなどの微生物が堆積物を固めてできた岩石状の構造体で、地球最古の生命活動の証拠として知られます。
ストロマトライト(Stromatolite)とは、シアノバクテリア(藍藻)などの光合成微生物が薄い膜(バイオフィルム)を形成し、そこに堆積物が付着・固化することで生成される層状の岩石構造体です。「縞模様の岩」を意味するギリシャ語に由来する名称です。
ストロマトライトが地球科学において特別な意義をもつ理由は、その長い歴史にあります。最古のストロマトライト化石はオーストラリアのピルバラ地域などで約35億年前の地層から発見されており、地球上で最も古い生命活動の痕跡のひとつとして研究されています。
ストロマトライトを形成するシアノバクテリアは光合成によって酸素を生産します。先カンブリア時代にはストロマトライトが広く海洋を覆い、大気中の酸素濃度を高める「大酸化イベント」に大きく貢献したと考えられています。これが後の複雑な多細胞生物の進化を可能にした基盤のひとつとされます。
現在も生きたストロマトライトが形成されている場所として、オーストラリアのシャーク湾(世界遺産)が有名です。ここでは数千年前から続くストロマトライトのコロニーを観察することができます。
使い方・例文
地球の歴史を解説する番組や教科書で「35億年前の生命の痕跡」として、ストロマトライトの化石が紹介されることがあります。
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