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バイオフィルムとは?

ばいおふぃるむ

バイオフィルムとは、微生物表面に集まり自ら分泌した多糖類などで覆われた膜状の集合体のことです。

バイオフィルム(biofilm)とは、細菌などの微生物固体表面液体界面に付着し、自ら産生した細胞外多糖類(EPSや糖タンパク質などで構成されるゼリー状のマトリックスに包まれた集合体を指します。歯の表面に形成される歯垢(デンタルプラーク)は最もよく知られたバイオフィルムの例です。

バイオフィルムの形成は一般に以下の段階で進みます。

  • 表面への微生物の可逆的付着
  • 不可逆的付着と初期コロニーの形成
  • 多糖マトリックスの産生と三次元構造の構築
  • 成熟・巨大化と一部の細菌の分散・移行

バイオフィルム内の細菌は、浮遊している状態(プランクトン状態)と比べて抗菌薬や消毒剤に対して高い耐性を示すことが知られており、医療分野での感染症対策において大きな課題となっています。カテーテルや人工関節などの医療器具にバイオフィルムが形成されると、治療が困難な感染を引き起こすことがあります。

一方で、環境浄化における生物処理(排水処理)や発酵食品の製造などでは、バイオフィルムの性質を積極的に活用する技術も存在します。バイオフィルムの制御は医療・産業・食品衛生の各分野で重要な研究課題です。

使い方・例文

毎日の歯磨きで除去しようとしているねばねばした歯垢はバイオフィルムの典型例です。また病院で「カテーテル関連感染はバイオフィルムが原因となることが多い」と説明される場面でも登場します。

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