ストゥーパとは?
すとぅーぱ
ストゥーパとは、仏陀の遺骨(仏舎利)を納めた仏教の記念建造物で、日本の五重塔や宝塔の原型となった構造物です。
ストゥーパ(stūpa)とは、仏教において釈迦(ゴータマ・シッダールタ)の遺骨である仏舎利(ぶっしゃり)や、高僧の遺骨・遺品を納めるために築かれた半球形の記念建造物です。パーリ語では「トゥーパ(thūpa)」とも呼ばれます。
釈迦の入滅後、その遺骨は8つの地域の王に分配されてストゥーパが建てられたと伝えられます。紀元前3世紀のインドのアショーカ王は、既存のストゥーパを開いて仏舎利を再分配し、インド全土に多数のストゥーパを建立したとされます。サンチーのストゥーパ(ユネスコ世界遺産)はその代表例です。
ストゥーパの構造的な特徴は次のとおりです。
- 半球形のドーム状の本体(アンダ)
- 頂上部の傘蓋(さんがい・ハルミカ)と相輪
- 周囲を囲む欄楯(らんじゅん=欄干)と塔門(トーラナ)
仏教の伝播とともにストゥーパも各地に広まり、中国では「卒塔婆(そとば)」、東南アジアでは「パゴダ」、日本では「塔」として独自の形に発展しました。日本の五重塔・三重塔はストゥーパが変容した建築形式であり、寺院建築の象徴的存在です。
使い方・例文
奈良の法隆寺の五重塔や京都の東寺の五重塔は、ストゥーパが中国・日本で独自に進化した建築の具体例です。インドのサンチーにある古代ストゥーパは世界遺産として保護されています。
この用語をシェア
最終更新: