仏舎利とは?
ぶっしゃり
仏舎利とは、釈迦(ブッダ)の遺骨・遺灰のことで、仏教において最高位の聖遺物として崇拝される対象です。
仏舎利(ぶっしゃり)は、サンスクリット語の「シャリーラ(śarīra)」に由来し、もともとは「身体」「遺体」を意味します。仏教においては特に釈迦牟尼仏(ゴータマ・シッダールタ)の火葬後に残った遺骨・遺灰を指し、最高の礼拝対象として扱われてきました。
釈迦がクシナガラで入滅した後、遺骨は8か国の王たちによって分配され、それぞれの国でストゥーパ(仏塔)が建立されました。この伝承が各地への仏舎利信仰の起源とされています。後にアショーカ王がストゥーパを発掘して仏舎利を再分配し、インド各地に84000基の塔を建てたとも伝えられます。
日本では飛鳥時代以降、仏舎利を納めた塔(五重塔など)が寺院建築の中心的シンボルとなりました。舎利容器(しゃりようき)と呼ばれる精巧な容器に収められ、法隆寺や四天王寺など各地の名刹に伝わっています。
仏舎利には大別して以下の種類があります。
- 身骨舎利:実際の遺骨
- 法舎利:経典そのものを舎利と見なすもの
- 砕身舎利:細かく砕かれた骨片
使い方・例文
寺院の五重塔の内部には仏舎利が納められているとされており、「塔内の地下に仏舎利容器が埋納されている」という形で解説されることがよくあります。
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