スエズ地峡とは?
すえずちきょう
スエズ地峡とは、アフリカ大陸とアジア大陸をつなぐ細長い陸橋で、スエズ運河が開削されて以来、世界の海上交通の要衝となっています。
スエズ地峡(スエズちきょう)は、エジプト北東部に位置し、アフリカ大陸とアジア大陸(シナイ半島・アラビア半島)を陸続きでつなぐ幅の狭い陸地帯です。東はアカバ湾、西はスエズ湾(紅海の北端)に挟まれており、最も狭い部分の幅は約150kmほどです。地峡の北端には地中海、南端には紅海が位置します。
地政学的・歴史的に見て、スエズ地峡はヨーロッパとアジアを結ぶ最短の陸路であり、古代から交易路として重視されてきました。この地峡を人工的に切り開いたのがスエズ運河です。スエズ運河は1869年に開通し、地中海と紅海を直接結びました。これにより船舶はアフリカ大陸を南端まで回り込む必要がなくなり、ヨーロッパとアジア・東アフリカ間の航路距離が大幅に短縮されました。
スエズ地峡および運河が持つ意義は以下のとおりです。
- 世界の海上コンテナ貨物の約12〜15%が通過する国際物流の要衝
- 石油タンカーやLNG船など資源輸送の主要ルート
- エジプトにとって通航料収入が重要な外貨収入源
- 軍事・政治的にも重要で、スエズ危機(1956年)など現代史の舞台にもなった
2021年にはコンテナ船「エバー・ギブン」が運河内で座礁して約6日間通行を遮断し、世界的なサプライチェーンへの影響が注目されたことも記憶に新しいです。
使い方・例文
スエズ運河が通るスエズ地峡を船が通過することで、ヨーロッパからアジアへの航路がアフリカ南端を回るルートより数千kmも短くなります。
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