ジャイナ教とは?
じゃいなきょう
ジャイナ教とは、インドを発祥とする古代宗教のひとつで、非暴力(アヒンサー)と厳格な禁欲修行を中核とする教えです。
ジャイナ教(Jainism)は、インドに起源を持つ宗教で、仏教と同じく紀元前5〜6世紀頃に成立したとされています。宗教名は「ジナ(勝者・克服者)」に由来し、欲望や煩悩に打ち勝った者を意味します。開祖はヴァルダマーナ(通称マハーヴィーラ、「偉大な英雄」の意)とされており、彼は24番目のティールタンカラ(渡し場を作る者)として崇拝されています。
ジャイナ教の最大の特徴は、アヒンサー(非暴力)の徹底的な実践です。いかなる生き物も傷つけてはならないという戒律は、人間や動物のみならず植物や微生物にまで及び、修行僧(ムニ)は口にマスクをつけ、道を掃き清めながら歩くなどして小さな生き物も踏まないよう努めます。
ジャイナ教の主な教義と修行の柱には以下があります。
- アヒンサー(非暴力):一切の生き物を傷つけない
- サッティャ(正直):嘘をつかない
- アスティャ(不盗):盗まない
- ブラフマチャリャ(禁欲):性的欲求を制御する
- アパリグラハ(無所有):物質的執着を手放す
ジャイナ教は修行の厳格さに応じて白衣派(シュヴェーターンバラ)と裸形派(ディガンバラ)に大きく分かれます。現代ではインドを中心に約600〜700万人の信者がいるとされ、商業や学問の分野で社会的に影響力を持つコミュニティを形成しています。
使い方・例文
「ジャイナ教の修行者は、道を歩くときも小さな虫を踏まないよう箒で掃き清める」のように、非暴力の徹底した実践を示す文脈でよく引用されます。
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