ジベレリンとは?
じべれりん
ジベレリンとは、植物の茎の伸長・種なし果実の形成・発芽促進などに関わる植物ホルモンの一種です。
ジベレリン(Gibberellin)は、植物が自ら合成する植物ホルモンの一群で、化学的にはジテルペノイドに分類されます。1926年に日本の植物病理学者・黒沢英一がイネのばかなえ病(徒長病)の原因菌(Gibberella fujikuroi)から発見したことに由来し、その後100種類以上の構造が同定されています(GA₁〜GA₁₃₆など)。
ジベレリンの主な生理作用には次のものがあります。
- 茎の伸長促進:節間の細胞伸長を促し、植物を高くする。
- 発芽の促進:種子の休眠を打破し、アミラーゼ等の酵素合成を誘導して胚乳のデンプンを分解する。
- 果実の肥大・単為結果:ブドウなどに外部処理することで種なし果実をつくることができる。
- 花芽形成の促進:一部の植物の低温要求や長日条件の代替として機能する。
農業・園芸では合成ジベレリン(GA₃など)が実用化されており、種なしブドウ(デラウェア)の生産やビール大麦の発芽促進などに広く使われています。植物ホルモン研究の発端となった重要な化合物です。
使い方・例文
スーパーで売られている種なしブドウの多くは、ジベレリン処理によって生産されています。また種子の発芽実験でジベレリンを添加すると発芽率が高まることが確認できます。
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