ジギタリス属とは?
じぎたりすぞく
ジギタリス属とは、オオバコ科に属する植物の属で、薬用・観賞用に用いられる多年草または二年草の総称です。
ジギタリス属(Digitalis)は、オオバコ科(旧分類ではゴマノハグサ科)に属する植物の属で、主にヨーロッパから西アジアにかけて分布します。代表種であるジギタリス・プルプレア(Digitalis purpurea、和名:キツネノテブクロ)は、筒状の花を穂状に咲かせる美しい植物として知られています。
ジギタリス属は長い間、医療において重要な役割を果たしてきました。葉から得られるジゴキシンやジギトキシンといった強心配糖体は、心臓の収縮力を高め、心拍数を整える作用があります。これらの成分は18世紀にイギリスの医師ウィリアム・ウィザリングが心不全治療への有効性を報告して以来、心疾患の治療薬として用いられてきました。
ジギタリス属の主な特徴は以下のとおりです。
- 草丈は1〜2メートルに達することもある大型の草本
- 釣鐘状の筒形の花が穂状に並んで咲く(白・紫・ピンクなど)
- 花の内側に斑点模様がある種が多い
- 全草に有毒な配糖体を含み、誤食すると心臓毒として作用する
ジギタリスは観賞用ガーデニング植物としても人気があり、イングリッシュガーデンの定番花です。ただし、食用部位はなく、ペットや子供の誤食には十分な注意が必要です。現代医学でも心不全・心房細動の治療薬として合成・精製されたジゴキシンが用いられています。
使い方・例文
ジギタリスは欧州の庭園でよく見かける植物で、美しい筒状の花で知られます。一方でその成分は心臓薬としても使われており、薬と毒の両面を持つ植物として医学史でも重要な位置を占めています。
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