ジガバチとは?
じがばち
ジガバチとは、泥や砂で巣を作り、麻痺させた毛虫を幼虫の餌として貯蔵する、細腰の独特な生態をもつハチです。
ジガバチ(似我蜂・地蜂、学名:Sphex argentatus など)は、ハチ目アナバチ科(またはジガバチ科)に属する単独性のハチです。「地を掘る蜂」の意で地蜂とも書きます。体は黒色で腹部の付け根が極端に細い「細腰」が特徴的で、全体的にスリムな体型をしています。
ジガバチの生態は独特で、雌は土中に穴を掘り、その巣穴に幼虫の餌として毛虫(チョウやガの幼虫)を運び込みます。毛虫に毒針を刺して麻痺させる(殺さずに動けなくする)ことで、幼虫の生きた食糧として保存します。卵を産みつけたあと穴を塞ぎ、孵化した幼虫は麻痺した毛虫を食べて成長します。このような生態は「狩りバチ」「捕食性ハチ」として知られています。
成虫は花の蜜などを食べて生活し、集団では生活しません(単独性)。刺すことはありますが、攻撃的ではなく、巣を直接脅かさない限りほとんど危険はありません。日本全国に複数種が生息しており、夏から秋にかけて活動します。
ジガバチの捕食行動は18世紀の博物学者ジャン=アンリ・ファーブルが詳細に観察・記録したことで有名になり、「本能と学習」をめぐる研究の好事例として昆虫学の歴史に名を刻んでいます。
使い方・例文
夏に庭の砂地や土の露出した場所で、細い腰をくねらせながら忙しく歩き回っているハチを見かけたら、ジガバチの仲間かもしれません。穴を掘って毛虫を運び込む行動が観察されることがあります。
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