シーデビルアンコウとは?
しーでびるあんこう
深海に生息するアンコウの仲間で、極端な雌雄差と寄生的な繁殖様式で知られる魚類です。
シーデビルアンコウ(Sea devil)とは、アンコウ目チョウチンアンコウ亜目に属する深海魚の総称で、主にCeratiidae科(セラティウス科)の魚を指します。「悪魔」の名のとおり、奇怪な外見と独特の生態で知られる深海の生き物です。
最大の特徴は、雌雄間の著しい体格差です。雌は数十センチから場合によっては1メートルを超える大型個体もいる一方、雄はわずか数センチという極端な小ささです。これほどの雌雄差は脊椎動物の中でも際立った例とされています。
繁殖様式も非常に特殊で、雄は成熟すると雌を探して噛みつき、やがて皮膚や血管が融合して雌に寄生的に結合します。完全に融合した雄は生殖腺以外の器官が退化し、栄養を雌から受け取りながら精子を供給するだけの存在になります。ひとりの雌に複数の雄が結合していることもあります。
雌は頭部の突起(イリシウム)の先端に発光器官(エスカ)を持ち、暗い深海で獲物をおびき寄せる「釣り竿」として使います。口は大きく、自分の体よりも大きな獲物を飲み込める伸縮性のある胃を持ちます。水深200メートル以深の暗黒の深海に棲み、その奇妙な生態は深海生物研究の重要な研究対象です。
使い方・例文
シーデビルアンコウは深海探査や水族館の深海コーナーで紹介されることがあり、その奇妙な外見と繁殖様式が来場者の関心を集めます。
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