シンハラ人とは?
しんはらじん
シンハラ人とは、スリランカの人口の約70%を占める多数派民族で、インド・アーリア系の言語シンハラ語を話し、上座部仏教を信仰する民族集団です。
シンハラ人(Sinhalese people)は、スリランカ(旧セイロン)の主要民族であり、人口の約70〜75%を占めます。インド・アーリア語派に属するシンハラ語(Sinhala)を話し、独自の文字体系シンハラ文字を持っています。上座部仏教(テーラワーダ仏教)を信仰しており、仏教はシンハラ人のアイデンティティと歴史に深く結びついています。
シンハラ人の祖先は、紀元前5世紀頃に北インドから渡来したと伝承されています。古代アヌラーダプラ王国やポロンナルワ王国などの仏教王国を建設し、精巧な灌漑施設と壮大な仏塔(ストゥーパ)を持つ文明を築きました。これらの遺跡はユネスコ世界遺産にも登録されています。
近代においては、タミル人との民族対立が長期にわたる問題となっています。独立後のスリランカでは、シンハラ語を唯一の公用語とする政策が採られた時期があり、タミル人の反発を招きました。1983年から2009年まで続いた内戦はシンハラ人主体の政府軍とタミル人武装組織LTTEとの武力衝突であり、多大な犠牲者を出しました。内戦終結後も民族間の和解は道半ばとされています。
シンハラ文化では、キャンディアン舞踊やバティック布染め、スリランカ独自の仏教儀礼・祝祭が重要な文化的表現として受け継がれています。
使い方・例文
「シンハラ人が多数を占めるスリランカでは、仏教寺院が地域社会の中心として機能しており、ポヤデー(満月の日)には各地で宗教行事が行われる。」
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