シンディー人とは?
しんでぃーじん
シンディー人とは、パキスタンのシンド州を故地とするインド・アーリヤ語族系の民族で、商業・文化面で歴史的に著名な人々です。
シンディー人(Sindhi)とは、現在のパキスタン南部に位置するシンド州(Sindh)を原郷とする民族集団で、シンディー語(インド・アーリヤ語族)を母語とします。インダス川下流域に栄えたインダス文明の地を故地とし、古くからアラビア海交易の要衝として栄えたこの地域の住民の子孫にあたります。
歴史的にシンド地方は、アラブ・イスラム勢力による8世紀の征服以降イスラム化が進み、中世にはデリー・スルタン朝やムガル帝国の支配下に置かれ、19世紀にはイギリスに併合されました。シンディー人は商業・金融分野で高い適性を持つと広く知られており、インド・アラビア海・東アフリカを結ぶ広域交易ネットワークを形成してきました。
1947年のインド・パキスタン分離独立の際、シンド州はパキスタン領となりましたが、ヒンドゥー教徒のシンディー人の多くはインドへ移住し、特にグジャラート州・ラージャスターン州・ムンバイなどに定着しました。現在もシンディー人のディアスポラは世界各地に広がり、ビジネスや文化の面で存在感を発揮しています。
使い方・例文
インド・パキスタン分離独立の歴史や南アジアの商業ネットワークを論じる際に、シンディー人の移住や商業活動が事例として取り上げられます。
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