シロッコとは?
しろっこ
シロッコとは、サハラ砂漠から地中海方面へ吹く高温で乾燥した砂塵まじりの南風で、北アフリカ・南欧に影響を与えます。
シロッコ(Scirocco)とは、北アフリカのサハラ砂漠を起源とし、地中海を越えてイタリアやマルタ、スペイン南部などの南ヨーロッパへ吹き込む高温で乾燥した熱風のことです。アラビア語の「シャルキ(東の風)」に由来するともいわれ、イタリア語では「scirocco」と表記されます。
シロッコは主に低気圧が地中海に発達した際に、その南側で気圧傾度が大きくなることで発生します。サハラ砂漠上の乾燥・高温の空気が北へ押し出され、地中海を渡る過程で水分を含んで湿度が上がります。北アフリカ側では気温が40〜50度近くに達する極めて乾燥した熱風ですが、地中海を渡ったイタリアやマルタでは湿気を帯びた暑く不快な風となります。
シロッコの影響は多岐にわたります。
- 農作物の乾燥・枯死や、森林火災のリスクを高める
- 大量の砂塵を運び、視界を悪化させる
- 人体への影響として倦怠感や頭痛をもたらすとされ、「不健康な風」とも呼ばれる
- イタリアでは「シロッコ」が法的にも特別な気象現象として認識されている地域もある
同様の地域性の熱風には、アフリカのハルマッタン、中東のハムシン、フランス南部のミストラルなどがあります。シロッコは特に春先(3〜5月)に頻繁に発生し、南ヨーロッパの人々の生活・文化に古くから影響を与えてきました。
使い方・例文
イタリア南部でシロッコが吹いた日は、気温が40度に迫り砂埃で空が黄色みがかった。洗濯物は外に干せず、人々は室内にこもった。
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