シルヴィオ・ベルルスコーニとは?
しるびおべるるすこーに
シルヴィオ・ベルルスコーニとは、イタリアの実業家・メディア王であり、首相を3期務めた一方で数々の汚職事件でも知られる異色の政治家です。
シルヴィオ・ベルルスコーニ(1936〜2023年)は、イタリアの実業家・政治家であり、メディアグループや不動産事業で巨万の富を築いた後、政界に転じました。フォルツァ・イタリア党を創設し、1994年・2001年・2008年と計3度にわたってイタリア首相を務めました。
ベルルスコーニはサッカーチーム「ACミラン」のオーナーとしても広く知られ、そのセレブリティ的な存在感はイタリア政治に独特のキャラクターをもたらしました。彼の政権を特徴づけた点は以下の通りです。
- 民間テレビ局3チャンネルを所有したまま首相に就任し、「利益相反」問題を巻き起こした
- 減税・規制緩和を掲げた右派・中道右派連立政権を主導
- 米国・ブッシュ政権のイラク戦争を支持しイタリア軍を派遣
- プーチン大統領と個人的な親密さを示し、「ロシア寄り」と批判された
一方で、ベルルスコーニは収賄・脱税・未成年売春あっせんなど多数の刑事訴追を受けました。長期にわたる裁判は「ベルルスコーニ裁判」として国際的にも報道され、イタリアの司法制度と政治文化の問題点を浮き彫りにしました。
2011年のユーロ危機を受けて辞任に追い込まれた後も政界に影響力を保ち続け、2023年に死去しました。そのカリスマ性と問題性は今もイタリア現代史の重要な論点となっています。
使い方・例文
「ベルルスコーニはメディアと政治権力を同時に握ったことで、民主主義における利益相反の典型例として引用される」というように、メディアと政治の関係論で頻繁に登場します。
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