ショウジョウトキとは?
しょうじょうとき
ショウジョウトキとは、中南米のカリブ海沿岸に生息する鮮やかな朱赤色の羽毛が特徴のトキ科の鳥で、トリニダード・トバゴの国鳥です。
ショウジョウトキ(猩々鴇、学名:Eudocimus ruber)は、チドリ目トキ科に属する鳥類で、南アメリカ北部からカリブ海諸島にかけての熱帯・亜熱帯のマングローブ林や湿地帯に生息しています。成鳥の体は鮮やかな朱赤色で全身が覆われており(翼の一部の黒が例外)、その華やかな色彩から世界最美麗な鳥の一つとして名高い存在です。
形態と特徴
体長は約55〜65センチメートルほどで、細長く下方に湾曲した嘴(くちばし)を持ち、ヒルや甲殻類、魚、昆虫などを浅い水辺で採食します。雛は茶褐色や灰色で成長とともに赤みが増していき、成鳥になると全身が鮮赤色に変わります。この赤色はエビや甲殻類に含まれるカロテノイド色素を食物から取り込むことで発色しており、フラミンゴと同様のメカニズムです。
生態と分布
群れで行動することが多く、数百〜数千羽の大規模な集団でマングローブの木に集まって営巣する光景は壮観です。主な生息地はベネズエラ・コロンビア・ブラジル北部・トリニダード・トバゴなどで、特にベネズエラのリャノス(大草原)やトリニダード島では安定した個体群が確認されています。
文化的意義と保護
トリニダード・トバゴの国鳥として制定されており、同国の紋章にも描かれています。生息地の破壊や乱獲によって一時個体数が減少しましたが、現在は保護活動によって個体数が回復しており、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは「軽度懸念(LC)」に分類されています。
使い方・例文
ショウジョウトキは動物園や野鳥観察の文脈で登場することが多く、トリニダード島のカロニ湿原では夕暮れ時に大群が一斉にねぐら入りする光景がエコツーリズムの名所となっています。
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