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シャクガ科とは?

しゃくがか

シャクガ科は、幼虫が体を弓なりに曲げて歩く「尺取り虫」を含む、蛾の大きな分類群です。

シャクガ科(学名:Geometridae)は、昆虫チョウ目(鱗翅目)に属する科で、世界に約2万3000種、日本にも900種以上が知られる大きな分類群です。英語では「geometer moths」とも呼ばれ、幼虫の独特な歩行様式が名称の由来となっています。

シャクガ科の特徴を次に挙げます。

  • 幼虫(尺取り虫)は腹脚が退化しており、体を弓形に縮めてから伸ばして進む
  • 成虫は翅を広げて静止する種が多く、体は細身
  • 前翅と後翅に連続した横縞模様が入る種が多い
  • 夜行性の種が多いが、昼行性の種もいる

幼虫はさまざまな植物の葉や花を食べるため、農業や林業において害虫となる種も含まれます。たとえばナミシャクの仲間やフユシャクの仲間は果樹や林木を加害することがあります。一方で、擬態能力が高く、枯れ枝や葉の葉脈に見せかけて天敵から身を守る種も多く、自然界での適応戦略として注目されます。

シャクガ科の成虫は光に誘引されやすく、夜間の街灯や窓ガラスに集まることがあり、身近に観察できる蛾のグループとして昆虫観察の入門にも適しています。

使い方・例文

庭の木の枝にぶら下がってゆっくりと体をのばし縮めしながら移動する「尺取り虫」を見かけたら、シャクガ科の幼虫です。

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