シネ・ノミネとは?
しねのみね
シネ・ノミネとは、ラテン語で「名前なしで」「無名のままで」を意味するフレーズで、音楽や芸術の分野で作者不詳の作品を指す際などに用いられます。
シネ・ノミネ(Sine nomine)は、ラテン語で「名前なしに(without name)」を意味する表現です。主に音楽・文学・芸術の分野において、作者や出典が不明の作品・楽曲を指すときに使われる術語です。
音楽の分野では特に、中世・ルネサンス期のグレゴリオ聖歌やポリフォニー音楽の楽曲に多く見られます。当時の作品は作者名が記録されていないものが多く、楽譜集などに「sine nomine」として収載されています。
また、「Sine Nomine」はヴォーン・ウィリアムズが1906年に作曲した有名な賛美歌の旋律(「For all the saints」として知られる)の曲名でもあり、この用例が英語圏では広く知られています。
使用される場面の例として以下があります。
- 音楽学の論文で作者不明の楽曲を分類・参照するとき
- 楽譜データベースやカタログで出典不詳の作品を記録するとき
- 文献学や書誌学で匿名著者の文書を示すとき
このように「シネ・ノミネ」は学術的・専門的な文脈で「作者不詳」を端的に示す便利な表現として機能しています。
使い方・例文
中世音楽の楽譜集に収められた作者不明の楽曲が「Sine nomine」として分類されていることがあります。また音楽史の授業で「この曲はシネ・ノミネ、つまり作者不詳の作品です」という形で登場します。
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