シダレザクラとは?
しだれざくら
シダレザクラとは、枝が弓なりに垂れ下がりながら花を咲かせる優美なサクラの品種で、古来より日本人に愛されてきた花木です。
シダレザクラ(枝垂れ桜)は、枝が細長く垂れ下がる性質(枝垂れ性)を持つサクラ品種の総称です。代表的なものとしてエドヒガン系の「イトザクラ(糸桜)」があり、ヤマザクラやソメイヨシノより一般に開花が早く、3月下旬〜4月上旬ごろに見頃を迎えます。
形態と樹形の特徴
成木は樹高が10〜20メートルに達するものもあり、無数の細い枝が滝のように垂れ下がりながら淡いピンク〜白の花を咲かせます。この流れるような樹形と薄い色の花のコントラストが「和の美」を象徴するとされ、神社仏閣や日本庭園との相性が特に良いとされています。
著名な古木
日本各地にシダレザクラの名木・古木が残っており、以下が特に有名です。
- 山梨県・山高神代桜:樹齢2000年ともいわれる日本最古のサクラ(エドヒガン系)
- 京都・醍醐寺:豊臣秀吉が花見を催したことで知られ、シダレザクラが有名
- 岩手・小岩井農場の一本桜:雪山を背景にしたシダレザクラが絶景として名高い
接ぎ木による普及
シダレザクラは種子から育てると枝垂れ性が必ずしも受け継がれないため、園芸品種は接ぎ木(台木への接ぎ)で増やされることが一般的です。近年は品種改良によりさまざまな花色のシダレザクラも普及しています。
使い方・例文
神社やお寺の境内にあるシダレザクラは、垂れ下がる枝全体に花をつける光景が圧巻で、写真撮影スポットとして人気を集めます。ライトアップされた夜のシダレザクラは特に幻想的な雰囲気を醸し出します。
この用語をシェア
最終更新: