ヤマザクラとは?
やまざくら
ヤマザクラとは、日本の山野に自生する野生のサクラで、花と赤銅色の葉が同時に開くのが特徴です。
ヤマザクラ(山桜、学名:Cerasus jamasakura)は、バラ科サクラ属に属する落葉高木で、日本原産の野生サクラを代表する種です。本州の宮城県以南から四国・九州にかけて広く分布し、山地の落葉広葉樹林にごく普通に見られます。
ヤマザクラの最大の特徴は、花が開くのと同時に赤銅色(赤みを帯びた褐色)の若葉が展開することです。この花と葉の対比が独特の趣を生み出し、ソメイヨシノとはまた異なる美しさがあります。花は白〜淡紅色で、1つの花芽から2〜5輪ほど咲きます。
ソメイヨシノなどの栽培品種と比べた場合の主な特徴は次のとおりです。
- 種子から自然繁殖する(有性生殖)ため、個体ごとに遺伝的変異があり、花色や開花時期がやや異なる
- 樹高が20メートルを超える大木になることがある
- 寿命が長く、数百年以上生きる個体も存在する
- 果実(サクランボ)は黒紫色に熟し、野鳥の餌になる
古来より日本人に愛され、古典文学や和歌でたんに「花」「桜」と詠まれる場合、多くはヤマザクラを指していたとされます。奈良県の吉野山のヤマザクラは特に有名で、千本以上の木が山肌を染める景観は古くから「吉野の花」として知られています。
使い方・例文
「古い和歌で詠まれる桜の多くはヤマザクラで、春の山を見上げると今も白い花と赤い若葉が混ざり合って咲いています。」
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