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ザトウクジラとは?

ざとうくじら

ザトウクジラとは、長い胸びれと独特の歌声で知られる大型のクジラで、世界中の海を回遊する哺乳類です。

ザトウクジラ(座頭鯨)は、ナガスクジラ科に属する大型の海洋哺乳類です。成体の体長はおおむね12〜16メートル、体重は25〜30トン程度に達します。体全体は黒または暗灰色で、腹面や胸びれの裏側には白い部分が見られます。最大の特徴は体長の約3分の1にもなる長い胸びれで、英語名「Humpback Whale(こぶのあるクジラ)」が示すとおり背中のこぶ状の形も識別の目印となっています。

ザトウクジラはオスが発する「クジラの歌」で有名です。繁殖期になると低音から高音まで複雑なパターンの音を長時間にわたり繰り返し、同じ海域にいるオスたちが徐々に歌を揃えていく社会的行動が確認されています。この歌の機能はメスへの求愛や個体識別に関わると考えられていますが、詳細はいまも研究が続いています。

餌はオキアミや小魚を主食とし、バブルネット・フィーディングと呼ばれる独特の採餌行動が知られています。複数の個体が協力して泡を螺旋状に吹き出し、魚群を内側に追い込んで一気に飲み込む技術は高い知性と社会性の表れとして注目されています。

かつては商業捕鯨によって個体数が激減しましたが、1960年代以降の国際的な保護活動により個体数は回復傾向にあります。現在はホエールウォッチングの対象としても人気が高く、ジャンプ(ブリーチング)やテールスラップなど活発な行動を見せることで知られています。

使い方・例文

小笠原諸島や沖縄近海ではザトウクジラの回遊時期に合わせてホエールウォッチングツアーが開催される。

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