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サルパとは?

さるぱ

サルパとは、透明な樽形の体を持つ海洋性の浮遊生物で、クラゲに似た見た目ながら実は脊索動物門に属し、人間と同じ動物の仲間です。

サルパ(Salpa)は、尾索動物亜門サルパ綱に属する海洋性のプランクトン生物です。外見はゼラチン質の半透明な筒状・樽状で、クラゲと間違われることがありますが、分類上は脊索動物であり、ホヤの仲間に近い生き物です。

サルパの最大特徴は、ジェット推進による移動方法です。体の前端から水を取り込み、内部のフィルター状の構造(咽頭バスケット)でプランクトンや有機粒子を濾し取って食べながら、後端から水を噴出して前進します。このため「遊泳しながら摂食する」という非常に効率的な生活様式を持ちます。

繁殖は有性生殖と無性生殖の交互(世代交代)で行われます。無性生殖の個体(オゾイド)は出芽によって長い鎖状のコロニーを形成し、有性生殖の個体(ブラストゾイド)へと変態します。このコロニーは数十センチから数メートルに達することもあります。

生態学的な意義として、サルパは炭素循環において重要な役割を担います。プランクトンを摂食して糞粒として排出する際、炭素を海底へ沈降させる「生物ポンプ」として機能し、大気中のCO2を深海に固定する働きがあるとして研究が進んでいます。温暖化が進むにつれてサルパの大量発生が増えているという報告もあります。

使い方・例文

スキューバダイビングや磯遊びで透明なゼリー状の生き物の群れを見かけた場合、それがサルパのコロニーであることがあります。海洋生態学の教科書や環境問題を扱う文脈で「炭素の海洋沈降」を説明する際に取り上げられる生物でもあります。

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