コントロールの錯覚とは?
こんとろーるのさっかく
コントロールの錯覚とは、実際には自分に制御できないランダムな出来事に対して、自分が影響を与えられると思い込む心理現象です。
コントロールの錯覚(illusion of control)とは、偶然や確率に左右される事象に対して、まるで自分の行動や意志が結果を制御できるかのように感じてしまう認知的バイアスです。1975年にアメリカの心理学者エレン・ランガーが実験を通じて提唱・命名しました。
ランガーの研究では、人々がくじ引きやサイコロなどの純粋なランダム事象に対しても、自分の行動(くじを自分で選ぶ・サイコロを強く振る等)が結果に影響すると感じる傾向が確認されました。スキルや努力が結果を左右する場面での感覚が、無関係な場面にも転用されてしまうことが原因と考えられています。
コントロールの錯覚が現れやすい状況の例として以下があります。
- カジノやパチンコなどのギャンブル(「自分の引きが強い」という感覚)
- 株式投資での過信(運の要素を実力と混同する)
- スポーツの応援行動(特定の服を着ると勝てると思い込む)
- エレベーターの「閉」ボタンを連打する行動
この錯覚は主観的な自信や行動意欲を高める面もある一方、過度に働くと非合理な判断や浪費につながるリスクがあります。特にギャンブル依存や投資における過大なリスクテイクと関連して問題になることがあり、行動経済学や臨床心理学の分野で重要な概念となっています。
使い方・例文
宝くじを購入するとき、機械が選んだ番号より自分で選んだ番号のほうが当たりやすいと感じるのは、コントロールの錯覚の代表的な例です。
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