バイアスとは?
ばいあす
バイアスとは、判断や思考が特定の方向に偏ってしまう傾向・歪み・先入観のことです。
バイアス(bias)とは、物事を正確・公平に見るべきところを、何らかの要因によって一方向に偏って認識・判断してしまう傾向を指します。英語ではもともと「斜め」「偏り」を意味し、統計学・心理学・社会学などさまざまな分野で使われています。
心理学では「認知バイアス」として、人間の思考が系統的にゆがむパターンが100種類以上発見・分類されています。代表的なものとして以下が挙げられます。
- 確証バイアス:自分の信念を支持する情報ばかりを集め、反する情報を無視する傾向
- アンカリングバイアス:最初に示された数値や情報に引きずられて判断が偏る傾向
- 生存者バイアス:成功した事例だけが目に入り、失敗例が見えなくなる傾向
- ハロー効果:ある一点が優れていると全体を高く評価してしまう傾向
統計・データ分析の分野では「サンプリングバイアス(標本の偏り)」が問題になります。また機械学習・AIでは学習データに含まれるバイアスがモデルの判断を歪め、社会的な差別を再生産する問題として注目されています。バイアスを完全に排除することは困難ですが、その存在を認識することが、より公正な意思決定につながります。
使い方・例文
「面接官が出身大学に引きずられて候補者を評価するのは典型的なバイアスであり、客観的な評価を妨げる」のように使います。
この用語をシェア
最終更新: