コロナ質量放出とは?
ころなしつりょうほうしゅつ
コロナ質量放出とは、太陽の外層大気からプラズマと磁場が大規模に宇宙空間へ放出される現象で、地球の通信や電力インフラに影響を与えることがあります。
コロナ質量放出(CME:Coronal Mass Ejection)とは、太陽のコロナ(外層大気)からプラズマや磁場が数十億トン規模で宇宙空間に放出される現象です。太陽フレア(爆発現象)に伴って発生することが多く、時速数百万キロメートルにも達する速度で太陽系内を広がります。
CMEの発生メカニズムは、太陽の磁場が複雑に絡み合い、磁気エネルギーが急激に解放されることにあります。磁力線が再結合する際に膨大なエネルギーが放出され、プラズマが宇宙空間へ噴き出します。太陽活動の活発な時期(太陽極大期)には頻度が増加します。
地球へのCMEの影響は以下のとおりです。
- 地磁気嵐を引き起こし、オーロラが低緯度でも観測される
- 人工衛星の軌道変化や電子機器への障害
- 高圧送電線や変電所への過電流(停電リスク)
- 短波通信・GPSの精度低下
宇宙天気予報機関は太陽観測衛星のデータをもとにCMEの到達を予測し、各国の電力会社や通信事業者への警告を行っています。宇宙開発や社会インフラの信頼性を守るうえで、CMEの理解は現代において重要です。
使い方・例文
「大規模なコロナ質量放出が地球に到達すると、航空機の乗組員が普段より多くの放射線を浴びるリスクがあるため、航路変更が行われることもあります。」
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