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コル・レーニョとは?

こるれーにょ

コル・レーニョとは、弦楽器の演奏技法の一つで、弓の毛ではなく木の部分(竿)で弦を叩いたり擦ったりして独特の打撃音や乾いた音色を出す奏法です。

コル・レーニョ(Col legno)は、イタリア語で「木で(with the wood)」を意味する弦楽器特殊奏法です。通常はバイオリンビオラチェロコントラバスなどの弓奏弦楽器において、弓の毛(馬毛)の面ではなく、弓の木製の竿(スティック)の部分で弦に触れることで演奏します。

コル・レーニョには主に二種類のやり方があります。

  • コル・レーニョ・バットゥート(Col legno battuto):弓の木部で弦を叩く奏法。乾いた打撃音・コツコツとした打楽器的な音が得られます。
  • コル・レーニョ・トラット(Col legno tratto):弓の木部で弦を擦る奏法。通常の弓奏よりもざらついた弱々しい音色が生まれます。

この奏法は弦やフロッグ(弓の根元部分)に負担がかかるため、演奏者によっては高価な弓を使用する場合に拒否することもあります。楽譜には「col legno」または「c.l.」と記されます。

音楽的な使用例としては、グスタフ・ホルストの組曲「惑星」の「火星」、ハクトル・ベルリオーズの「幻想交響曲」第5楽章などが有名で、いずれも不気味さや戦争・死のイメージを表現するために効果的に使われています。現代音楽や映画音楽でも緊張感・不安感の演出に多用される特殊奏法の一つです。

使い方・例文

ホラー映画やサスペンス作品のBGMで、弦楽器がコツコツと乾いた不気味な音を刻む場面では、コル・レーニョ奏法が使われていることが多いです。

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