コル・アングレとは?
こーらんぐれ
コル・アングレとは、オーボエ族の木管楽器で、オーボエより5度低い音域を持つアルト音域の楽器です。
コル・アングレ(cor anglais)は、木管楽器のオーボエ族に属するアルト音域の楽器です。フランス語で「イングリッシュ・ホルン」を意味しますが、実際にはイングリッシュ(英国)ともホルン(ホルン)とも関係がなく、その名称の由来は諸説あります。
オーボエと同じダブルリードを使用しますが、管体がより長く、先端に梨形のベルがついているのが特徴です。記譜上はF管の移調楽器であり、実音はオーボエより完全5度低く鳴ります。音色は柔らかく哀愁を帯びており、抒情的・牧歌的な旋律の表現に優れています。
オーケストラでは独奏的な旋律を担当することが多く、次のような名曲で印象的な使われ方をしています。
- ドヴォルザーク「新世界より」第2楽章のテーマ
- シベリウス「白鳥」
- ベルリオーズ「幻想交響曲」第3楽章
コル・アングレは独立した奏者が担当するのではなく、オーケストラでは通常オーボエ奏者が兼任します。室内楽や現代音楽でも広く用いられ、その独特の音色は他の楽器では代替しにくい存在感を持っています。
使い方・例文
「新世界より」第2楽章の冒頭で、コル・アングレが奏でる郷愁あふれる旋律は、この楽器を世に広く知らしめた代表例です。
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