本文へスキップ

コプト語とは?

こぷとご

古代エジプト語の最終段階にあたる言語で、現在はエジプトのコプト正教会の典礼言語として使用されています。

コプト語とは、古代エジプト語が変化・発展した言語の最終段階にあたります。古代エジプトで使われていたヒエログリフ(象形文字)の言語は、時代を経てデモティック(民衆文字)の段階を経た後、ギリシャ文字をもとにしたアルファベット表記に移行したものがコプト語です。

コプト語の主な特徴と歴史は以下のとおりです。

  • ギリシャ文字32文字に、古代エジプト語の音を表すための独自の文字6〜7字を加えたコプト文字を使用する
  • 紀元後数世紀頃から広まり、エジプトのキリスト教(コプト教)普及とともに宗教・文学の言語として栄えた
  • 7世紀のアラブ征服後、エジプト社会ではアラビア語が優位になり、コプト語は日常会話から次第に失われていった
  • 17世紀頃までに日常語としては事実上消滅し、現在は典礼言語(礼拝に使う言語)としてのみ存続している

現在のエジプトではコプト正教会の信者(コプト教徒)が礼拝の場でコプト語を使用しており、「死語」ではなく「典礼言語」として生き続けています。また、古代エジプト語の研究においてコプト語は重要な資料となっており、ヒエログリフ解読にも役立てられてきました。

近年ではエジプトのコプト教徒の間でコプト語復興の動きもみられ、言語教育や文化継承の観点から注目されています。

使い方・例文

言語学の授業や古代エジプト文化の解説で「コプト語はヒエログリフの末裔」として紹介されるほか、コプト正教会の礼拝を説明する際に登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語